ザキ

(雑記)

2020.05.05

季節が移ろい夜明けが早まった。日が昇る瞬間に立ち会うようになって、最近の夜明けは空がピンクに染まることを知る。むかし飲み明かして迎えた空の色は、いまは思い出せない。コンビニの駐車場に座りカップラーメンを啜る。まだひんやりとした空気が心地よい。田んぼに水が張られはじめ、虫の音が聞こえる。このまま海や山へ行きたい気分になるが、数時間後にある仕事のため家に帰りシャワーを浴びて眠ることにする。玄関を開ける前に庭を見た。今年はこいのぼりを出せなかった。

2時間ほどで起床。昨日食べたラーメンがまだ胃に残っている。ヨーグルトを食べ、着替えて出勤。5月のGW中なのに外はもう夏のような暑さ、先が思いやられる。GWといえば、皆こぞって地方や海外へ出掛け、街から人や車が消えるのが毎年の恒例だが、今年はコロナ自粛で街から人や車が消えている。おかげで昼の仕事は去年よりは確立があがるが、何せ今後淘汰されゆく業界なだけにそれでも効率は悪い。取引先はコロナに憑りつかれ虫の息で、それはウチにとっても大打撃となり仕事は減る一方だ。当然、持続化給付金の申し込み手続きの準備は済ませてある。今日もあと一歩届かずのところで仕事を終え、明後日から始まる新しい仕事の準備のため街に出た。

気分転換に酒は最適で、この方法で15年ほど毎日をやり過ごしている。ただひとつ、良い酒もあれば悪い酒もあり、普段はコントロール出来ているが、悪い酒は自分が気づけない一瞬で振り切るため制御不能となり暴走する。そのせいで警察の厄介にもなっていることを考えると、別の方法を模索することも価値はあるかもしれないが、どうにも断ち切れず関係は続いている。帰宅して子ども達と筋トレをして家族で夕飯を食べて布団に入ると泥のように眠った。深夜の緊急地震速報で目が覚めたが起き上がることはなく様子をみてまた眠った。地震に慣れたように、コロナにもそのうち順応していくんだろう。

そして迎えた朝。5/6。連休最終日。いつもと変わらない。目が覚めて、自粛中の家族のために唐揚げを作ってから、仕事のため家をでた。小雨が降っている。