ひとつの幕
最後の1時間。
みんなは何を思っているだろう。
少しは名残惜しかったりするのだろうか。
今まで取った契約が記されたノート。
仕事に必要な資料。
毎日積み重ねた年月と契約。
この仕事をしなくなる生活。
明日からこの事務所には誰も来ない。
つらい時期もあったけど、それなりに喜びもあった。
約2年。決断の連続。
舵をきって進む先に、はたして別の道はあったのか。
ここまでボロボロになるとは思わなかったけど
最後の最後まで付き合ってくれてありがとうございました。
本当に感謝しています。
別れの挨拶の時、涙が出てこらえるのに必死で
まともに挨拶できなかった。
寂しさと悔しさと、押し寄せる困難に立ち向かい
頑張って踏ん張り続けた自分への労いの涙だと思う。
自分にもお疲れ様と言いたい。