ザキ

(雑記)

いつか終わるけど、今じゃない

朝目が覚めたら葬式の最中だった。ぽかぽかした昼下がり、黒い服の人々。大切な家族を亡くした。昨日までは元気だったし、どうして今ここにいるのか思い出せない。亡くなる瞬間、原因も覚えていない。本棚の前に山積みにされた書類。生前のままの風景。

「え、ほんとうに?いないの?もう会えないの?」

涙が溢れてきた。もう会えない。信じられない。受け入れられない。もう触れないの?本当に?涙が止まらない。崩れ落ちるように床に突っ伏した。嗚咽がとまらない。これから先の人生は灰色だ。まさか、自分にこんな出来事が降りかかるなんて。

本棚の前に山積みにされた書類。片づけたくない。心に穴が開いた。という夢をみた。